遠くの空で鳴く鳥の声が耳元で聞こえる。
人間が現れる以前から意味をしめしているような岩のモニュメント。
緑あったチャコに立ち、エネルギーに身をまかせ太鼓をたたく。
やがてそれはキャニオンのこだまとの共演となる。
笛を吹く。自分の中のネイティブがメロディを繰り返す。
ふと我に返ると夕焼けのなかに居る。
そしてキャンプに向かう道はもう星の世界・・・。
東京に戻ってのスタジオワークの間、目を瞑って音を出すと、
チャコにチューニングしている自分たちに気づく。
チャコから、このアルバムを創るプロセスまでが、ぼくにとってのチャコジャーニー。
その旅から戻ると、ぼくの内なる風景には、スピリットの地平が広がっていた。
真砂秀朗
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